30歳女性と20歳男子の10歳差の恋愛物語よ。
主人公の友人役でグレッグ・ハンも出演しているわね。
結構出番が多いわよ。
期待していなかった分、期待を超える面白さだったわ。
アラサー以上の女性におススメのドラマよ。
年上女×年下男の恋愛を描いた台湾ドラマ『年下のオトコ』(我的男孩)。
台湾での放送は、2017年12月22日~2018年5月11日。
有名CM監督の30歳キャリアウーマンと、美術専門学校生の20歳男子との10歳差恋愛がテーマ。
ヒロインを演じたルビー・リンは、撮影時41歳、ドラマの役は30歳。
主人公を演じたデレック・チャンは、撮影時24歳、ドラマの役は20歳。
ルビー、実年齢より10歳以上若い役かい・・・(笑)
しかし、ルビーは台湾を代表する美魔女なので、30歳と言われてもそれっぽいですね。
まぁ、30歳にしては貫禄ありすぎる気はしましたが。
そして、美魔女及び10歳差恋愛と同じくらい注目してほしい所があります。
- 主人公の友人役のグレッグ・ハン
- 主人公の専門学校の後輩女性の強かさ&あざとさ
- 主人公の両親の10歳差恋愛への反対っぷり
神ドラマと言われている台湾ドラマ『時をかける愛』に主演し大ブレイクしたグレッグ・ハン。
大ブレイク前の彼の姿、要チェックです。
また、主人公の後輩女性を演じた女優さん(温貞菱)も、とても良かったです。
もうね、強かさとあざとさがすごいんですよ(笑)
(詳しくは後述)
この女優さんの顔が田中みな実に似ているので、ドラマ後半では田中みな実にしか見えなくなりました(笑)
以下、ネタバレあり。
台湾ドラマ『年下のオトコ』について
あらすじ
美術の専門学校生のアン・チンフイ(デレック・チャン)。
思いを寄せる後輩(あだ名:シャンプー。田中みな実似)に告白しようと、苦労して集めたお金を手に高級レストランで待っていた。
その時、隣の席の酔っ払い女性、ルオ・シャオフェイ(ルビー・リン)に絡まれる。
泥酔したシャオフェイを介抱するため、ひとまずホテルへ連れて行くチンフイ。
ある日、知らない番号から電話がかかってくる。
それは、あの泥酔していた女性からの電話。
この出会いをき っかけに、二人の不思議な付き合いが始まる。
そして恋愛関係になるチンフイとシャオフェイ。
20歳男子と30歳キャリアウーマンの恋愛は、周りからの反対に遭い・・・。
主な出演者
- ルビー・リン(林心如)
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ルオ・シャオフェイ 役
- デレック・チャン(張軒睿)
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アン・チンフイ 役
- グレッグ・ハン(許光漢)
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主人公の友人・尼古嚕(ニーグル) 役
- リー・リーレン(李李仁)
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シャオフェイと知り合う公務員男性 役
- 温貞菱
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主人公の美術学校の後輩女性・シャンプー 役
- シェリル・ヤン(楊謹華)
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シャオフェイの元カレの妻 役
主人公を演じたデレック・チャンは、デビューから2年でこの役を掴んだとの事。
デレックは2015年のデビュー直後、肝臓がんの父親のために、自身の肝臓の45%を父親に提供したそうです。
その手術の後、一か月もしない内に、中国でのドラマ撮影に向かったとか。
「チャンスを無駄にしたくない。このチャンスを逃したら、次にいつ来るか分からない」との強い思いがあったそうです。
その努力が実り、『年下のオトコ』で主演の座を手に入れました。
『年下のオトコ』の感想
後輩女が強か&あざとい!
主人公チンフイの美術専門学校での後輩・シャンプー(温貞菱)。
シャンプーは顔が田中みな実に似てるんですよ。
そのため、だんだん田中みな実にしか見えなくなりました(笑)。
ここでシャンプー(以下、便宜上「みなみ」)の強か&あざとい所を見てみましょう。
美術専門学校時代
チンフイはみなみに気があるものの、みなみは振り向かず。
みなみは別の人と交際する。
チンフイが有名CM監督になった後
みなみはチンフイに猛アタック。
チンフイの家に行き、その帰りにチンフイに車で送ってもらおうとする。
しかし、チンフイの母親は「みなみは息子が有名になったから近づいているだけ」と気付く。
息子とみなみを二人っきりにしないよう、理由をつけて一緒に車に乗り込む。
後日、みなみはチンフイと一緒に母校を散策する約束を取り付ける。
当日、チンフイは美術専門学校時代からの友人、ニーグルとガオピーを一緒に連れて行く。
それに不服な表情のみなみ。
みなみは校内でチンフイにキスをするが、チンフイははっきりと拒絶。
(チンフイ、成長したな!)
その後も、みなみとチンフイは仕事上で関りを持つ。
しかし、チンフイの気持ちが自分にない事を知ったみなみは、ターゲットを変える。
次のターゲットに定めたのは、ニーグル(グレッグ・ハン)。
ニーグルの仕事場へ夜食を差し入れするみなみ。
(その後は描かれていない)
わぉ、強かであざとい女そのまんま(笑)
20代の時はそれで許されるかもしれないけど、30代以降は許されないわよ(おばちゃんからの忠告)
また、みなみを演じた温貞菱さんは、なんと4分の1日本人。
母親はフィリピン育ちの台湾人、父親は日台ハーフだそうです。
両親の反対っぷりがすごい
20歳の専門学校生の息子が、30歳のキャリアウーマンと交際するとなれば、まぁ普通の親なら反対するでしょうね。
そこは理解できます。
しかし、母親がショックのあまり倒れたり、父親がヒロインに会いに行き「息子と別れてくれ」と頼みに行くという設定が、前時代的だなと思いました。
その「息子と別れてくれ」と父親が頼みに行くシーンで「門當戶對」という言葉がありました。
「家のレベルが同じ」という意味です。
台湾では日本よりも、この「家のレベルが同じ」である事を重視しています。
たとえその人自身が今とても成功していてお金持ちでも、貧乏育ちなど、育ってきた環境が違うのはアウト。
このドラマでは「多様性を認めろアピール」が多いです。
- ヒロインの姉の旦那が聴覚障碍者
- ヒロインが買い物中、無意味にゲイカップルのシーンを挟む
それなのに、「10歳差恋愛は認めないの・・・?」と少し違和感がありました。
結末はハッピーエンドで、両親も息子たちを認め、二人は結ばれます。
しかし、多様性をアピールしている割には、前時代的な所があるなと思いました。
もちろんそういうドラマですから仕方ないですけど。
主人公が跪くシーンについて
第14話で、チンフイがシャオフェイとの交際を認めてもらうため、母親に跪いて懇願するシーンがあります。
中華圏では「跪く」という行為は最大の屈辱的行為です。
「相手に絶対服従する事」「自分は誰よりも下の人間」という事を認める行為です。
「それをしてまでも、シャオフェイとの交際を母親に認めてほしい」という決意の表れのシーンです。
日本人がこのシーンを見ても、特に何もなくスルーだと思います。
しかし、「跪いて懇願する」というのがどれほどの覚悟かというのは、これを見た台湾人には理解できます。
まとめ
この『年下のオトコ』での共演で、デレック・チャンとグレッグ・ハン、そしてもう一人の友人役の俳優の三人は、大親友になったそうです。
期待以上に面白かった『年下のオトコ』、ぜひみなさんも観て下さい。
このドラマの若手俳優たち、みんな今後応援したいと思ったわ。
きっと大活躍するわよ。