実は第一話を見て、一回脱落したのよね。
なんか見る気しなかったのよ。
そうなんだ。
台湾では2002年以来の再ドラマ化ね。
良い所は「出演者の顔面偏差値が高い」所だけだったわね。
台湾で2019年に放送されたドラマ『あすなろ白書~Brave to Love~』(愛情白皮書)。
日本の同名漫画が原作です。
『あすなろ白書』という作品に思い入れはなく、ただ「台湾ドラマだから」という理由で観てみました。
それで分かったのですが、結構重い話だったんですね。
キラキラ大学生の話かと思っていました(笑)。
2019年台湾版のドラマでは、原作にない設定も付け加えたようです。
それでは、『あすなろ白書』を見た私の感想をどうぞ。
以下、ネタバレあり。
一回脱落した理由
実は、私は『あすなろ白書2019』の第一話を観て、「なんか違う」と思って観るのを止めました。
理由は、「中国ドラマ臭がしたから」。
スポンサーに中国企業が付いているので仕方ないですが・・・。
私は中国ドラマを嫌いではないですが、台湾ドラマで中国ドラマ臭がするのは頂けない。
この「中国ドラマ臭」とは、「ドラマ内に企業の広告がしっかり入っている」所。
このアプリ(スポンサー商品)は、こういう所が便利だよ
というセリフを演者が言う、みたいなのが今の中国ドラマ。
後日、配信で観る人へもしっかりPRできるので、最近はこういう広告手法が流行っているんです。
もともと、台湾のドラマではスポンサー企業が分かりやすく映っていました。
最近の中国ドラマは、もっと露骨なんですよね。
観るのが面白くなくて、一回脱落してしまいました。
しかし、日本で放送が始まると聞いて再視聴。
まぁ、結局あまり面白くはなかったですね・・・。
『あすなろ白書2019』なぜ再ドラマ化したの?
これをドラマ化したかったんだ
まず、「あすなろ白書」という作品について復習しましょう。
1992年:漫画連載開始
1993年:日本でドラマ化
2002年:台湾でドラマ化
2019年:台湾で再ドラマ化
30年近く前の漫画が原作のドラマを、なぜ今、制作する必要があるのでしょうか。
これは完全に私の予測です。
おそらく、「あすなろ白書の物語を再ドラマ化したい」ではなく、「LGBTの話のドラマを制作したい」というのが先にあったのだと思います。
それで、「あすなろ白書を再ドラマ化すれば話題になる」という流れだったのではないかと。
原作の漫画では、「松岡(男)が掛居(男)を好き」という設定なんですよね。
この設定は『あすなろ白書2019』でも同じ設定でした。
原作にない設定が多々ある
- 星香が松岡そっくりの男に恋をする
- 取手が同僚と結婚
- 掛居の上司が、がっつり登場
「設定を変えるなら、漫画原作のドラマじゃなくていいのに・・・」と思いました。
原作の設定を変えてまで、ドラマ化したい理由。
それはやはり「LGBTの話のドラマを制作したいから」なのかなと。
「俺じゃダメか?」の名シーンは・・・
このシーン、ありました???
私が見逃したんですかね?
なかったと思います。
私は別にこのシーンに思い入れがある訳ではありません。
しかし、「あすなろ白書=俺じゃダメか?のあすなろ抱き」だと思っていたので、このシーンがなかったのは残念でした。
いや、もしかしたら私が見逃しているのかもしれませんが・・・。
登場人物、全員ヤバすぎない?
正直、私はあまり登場人物に感情移入できませんでした。
みんなヤバイ人達だったわね(笑)
- なるみ:取手と交際していたのに、別れて掛居と交際。社会人になった後は上司と交際
- 掛居:数年ぶりに再会した大学の図書館司書の女とアレコレしてなるみを傷つける
- 取手:親友になるみを取られたが、大学卒業後5年間も友人付き合いを続けている
- 星香:松岡そっくりの患者に恋
誰にも感情移入できないドラマって珍しい(笑)。
誰にも共感できない。
まとめ
このドラマの良い所は、出演者がみんな美形な所。
子役の男の子も、とても可愛いです。
『あすなろ白書2019』は、出演者の顔面偏差値が高い所を楽しむドラマですね。
30年近く前の漫画をドラマ化するのは無理があるわね。
時代的に価値観が合わなくなってるからね。